どんな治療してくれるんですか?~相模原市橋本のエンドウ豆の歯医者さん~
2019.05.24
急に暑くなってきて、既に夏の気温ですね。院長の遠藤です。
『どんな治療をしてくれるんですか?』
当院に通ったことがない初診の患者さんだとここは気になるところだと思います。
私も医科にかかるときには気になります。
歯医者さんは今とても多くて、橋本でもたくさんあります。
その中で何を基準で選べばいいのか、迷われることは多いと思います。
「どの歯医者さんも一緒じゃないの??」
これが困ったもので、10医院歯科医院があったら10通りの歯科医院があり、同じような治療でも、保険治療でさえも異なることが多いです。
その大きな理由は診療方針がそれぞれ違うからです。
では、それが患者さんが通う前からわかるか?と言われるとなかなか難しいのが現状です。
自分も近しい人に歯科関係者がいなかったので、入ってみてこんなに差があるのだとびっくりした経験があります。
ということで、少しでも分かってもらえるようにホームページ上でも色々記載しているのですが、
今回はうちの特徴である拡大診療について、少しだけ書きます。
当院の歯科医師は全員、8倍以上の拡大鏡で治療に当たり、衛生士も拡大鏡を使用しています。
そして、まだまだ珍しい20倍以上に拡大できる歯科用顕微鏡も使用して治療することもあります。
拡大して治療することに何の意味があるのか?
と思われるかもしれませんが、歯は小さいです。
その中で、今現在大事とされているのは、いかに自分の歯を残すことができるか。
そうなったときに、むし歯だけをなるだけ小さい器具を使用して削り、健康な歯を削らないようにしていくか。
そのためには拡大鏡や歯科用顕微鏡が必要になります。
そして、細かい治療するには、患者さんを掛け持ちせずに1人の患者さんに1人の歯科医師が付きっ切りで治療に当たることで、その精度が上がります。
これを実現するためには、歯科医師の数が必要になります。
そのため、当院では5台の治療チェアしかないのに、歯科医師が6名も在籍しています。
どの歯科医療に対する体制が正解かはまだ我々も導き出せておりませんが、今後も常に患者さんにとって
メリットになることを考えて、全スタッフで話し合いを重ね研鑽していきます。
そして、そんな拡大治療の代表例を1つ。
患者さんは、右上の奥から2番目の歯の歯茎に穴が開いているの気にしておりました。
レントゲンを撮影すると、
奥から2番目の根っこの治療で未治療のとこを見つけたので、根っこの治療に入りました。
銀歯を外すと中の土台も適合不良がありました。
むし歯でなくなったところに壁を立てて、ラバーダムというマスクをしてから根っこの治療へ。
未治療の神経の管を発見⇓⇓
中からは膿がドクドク。綺麗に形成・洗浄してクリアに。
ここまで一連の流れですが、1回の30分の治療時間でここまで到達できました。
どうしてか?
それはこれだけ確実に見えていれば、処置も的確な上に早くなります。
想像してみてください。
右上の奥から2番目の歯の中の1mmにも満たない神経の管を正確に探し出すこと。
光が届きますか?肉眼で見えると思いますか??
今までに出来なかった治療がここ最近の治療機器の進化により可能にしてくれました。
なんで、設備投資をするのか?
人の技術だけでは限界な部分を補うためです。医療業界は日進月歩。
常に最新の情報を取り入れて、医院はいつまでも発展しなければならないと考えています。
今回の症例ですが、これらは動画で見せて説明するのですが、患者さんに動画を見せたところ
「おおー、これは凄い!みんなに見せてやって!」
と言われたので、ここに掲載させていただきました。
文章だけでは伝わらない、歯科治療技術ですが、我々が行っていこうとする歯科医療が伝わり、
治療をお願いしたいと思われるような歯科医院を全体で目指していきたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。