よくある質問

インプラントに関する質問~治療前

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  • インプラント治療ってなんですか?

    何らかの原因で失われた歯のかわりに、顎の骨に人工の歯根(インプラント)を植える方法です。
    インプラント体に使われる素材は、生体親和性の高い「チタン」が使用されており、ほとんど生体に異物防御反応をおこさせることはないといわれています。
    形態は棒状の単独植立。顎の骨に植える部分はらせん状になっており、骨がつきやすい(骨性癒着:オッセオインテグレートと言います)ように加工されています。

  • 年齢制限はありますか?

    健康な18歳以上の方なら問題ありません。高齢者の方も問題なく治療ができます。

  • 交通事故で歯をなくした場合でもできますか?

    できます。骨がどの位残っているかが問題ですので、条件が良ければ非常にやりやすいかもしれません。

  • インプラントのメリットは何ですか?

    「何でもよく噛める」「入れ歯のような不快感がない」「他の残っている歯を守ることができる」など、さまざまなメリットがあります。最近では、「しっかり噛むことで老化防止や癌予防にもつながる」とも言われ始めています。

  • インプラントのデメリットは何ですか?

    ●外科手術が必要です――とはいえ、手術中の痛みはほとんどありません。患者さんが希望であれば、寝ている間に手術をすることもできます。
    ●噛めるまでに期間がかかる――通常のケースでは数ヶ月はかかりますが、患者さんの状態により、手術をした日に噛めるようにすることも可能です。
    ●費用がかかる――インプラントは健康保険を適応できないため、費用がかかります。しかし、インプラント治療を行ったことによる健康への寄与を考えると決して高い費用とはいえないと思っております。また、万が一何かあった場合には保証もついておりますので安心です。

  • 噛み合わせが悪くても大丈夫ですか?

    噛み合わせなどを含めて総合的に診断を行い、治療計画を立てますので、問題はほとんどありません。

  • 糖尿病ですが、インプラント治療はできますか?

    糖尿病は一般的には、インプラント治療はできないとされています。しかし、医師の管理のもとで、コントロールされている軽度の糖尿病の方は治療を受ける事ができます。
    ただし、患者さんによって症状が違いますので、ご相談の上最適な治療法を提案いたします。

  • 金属アレルギーは大丈夫ですか?

    インプラントはチタンでできています。
    チタンは金属の中でもかなりアレルギーは少ない金属です。しかし、もしチタンアレルギーの方にインプラントを入れると、インプラントが抜けてきます。チタンアレルギーの疑いがある場合はパッチテストなどで調べる必要があります。

  • インプラントができない人はいますか?

    18歳未満、心臓病、重度の糖尿病、重度の骨粗しょう症など健康状態が著しく悪い方は適しておりません。心配な方はご相談ください。

  • インプラントに上にかぶせる「被せ物」が壊れることはありますか?

    被せ物は金属であれば壊れませんが、セラミックなどの素材では壊れたり、かけたりする事があります。とはいえ、保証期間がありますので保証期間内であれば保証内容にて再治療します。

  • 即日インプラント(その日のうちに歯が入るインプラント)はできますか?

    患者さんの状態によります。具体的には骨の硬さとか、骨の厚みなどにより違いますが、状態がいい場合、その日のうちにインプラントを埋入し、仮歯を入れることができます。一度、ご相談ください。

  • インプラントはどの歯科医師でもできますか?

    基本的には、歯科医師免許さえあれば誰でもインプラント治療は可能です。とはいえ、大学病院などの施設でしっかり研修を積んできた歯科医師による治療が安全だと考えております。
    なかには外科手術の経験が少ない歯科医師もいますので、よく質問し検討してください。

  • 骨の量が少なくても大丈夫ですか?

    骨の少ない方は骨を増やす手術(GBR法、サイナスリフト法、スプリットクレフト法など)を行えば、問題ありません。ただし、これらの手術には、外 科手術を必要とします。外科的な負担が少ない方がいいという方は、ショートインプラントなど負担が少ない方法を選択しております。

  • 喫煙者ですが、インプラント治療はできますか?

    喫煙者は絶対にインプラント治療が受けられないというわけではありません。とはいえ、喫煙はインプラントだけでなく、歯周病に対しても症状を悪化させる原因のひとつです。
    タバコを吸われる喫煙者は、非喫煙者に比べインプラントの成功率が低いことが、学会の発表でも証明されております。タバコのニコチンによる血流阻害や血管収縮はインプラント治療に悪影響を及ぼすからです。

  • 高血圧ですが、インプラント治療はできますか?

    血圧は薬でコントロールされていれば、問題ありません。
    しかしながら、服用されている薬や症状など一人ひとりケースが異なる内容となりますので、事前に必ずご相談ください。

インプラントに関する質問~手術に関して

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  • 手術は痛いですか?

    インプラントの手術は局部麻酔をかけますので、痛みはありません。
    当院では、最新の技術を使用して、痛みの少ない治療を行っております。

  • インプラント治療はやはり大変ですか?

    以前のインプラントご存知の方は、「大変な手術をして入れるもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。しかし、ここ十数年で素材や形態・植える方法が改良され、以前より簡単に処置できるようになりました。
    最近では、素材が良く処置が以前に比べて簡潔になったことから、インプラントの件数も増えてきました。また、長期的にも機能することも分かってきました。
    しかし一方で、やはりケアの重要性と適応症例の幅が問題となっております。まずは、全身疾患がなく喫煙されていない方が条件になってきます。喫煙は予後が悪く数年しか持たないケースが多く報告されております。

  • インプラント治療の成功率は?

    成功率は90%の後半です。失敗の原因は色々ありますが歯周病菌などの感染などが考えられます。とはいえ、再手術を行うことができます。

  • 手術時間はどのくらいかかりますか?

    1~3本ぐらいであれば、30分〜1時間ぐらいで終わります。また、骨を作ったりと複雑な手術になるともう少し時間がかかります。

  • 手術中はずっと口を開けてなくてはいけませんか?

    器具の取り替え時など、患者さんが口を楽にする時間を設けておりますので、どうぞご安心ください。

  • 治療期間はどのくらいですか?

    早い方なら、約2ヶ月程度で正常に噛めるようになっています。ただし、患者さんの食いしばりや歯ぎしりなどにより、多少伸びる場合もございます。
    また、歯周病治療直後のインプラント埋入など、手術のリスクが高かった場合は、少し様子を見なくてはいけないためさらに数ヶ月かかります。

  • 手術後の入院は必要ですか?

    入院は必要ありません。一応手術後は安静にしていただくように説明しておりますが、デスクワークなどの事務処理などの仕事は差し支えないと思います。

  • インプラントが失敗したらどうなりますか?

    患者さんが再手術を望めば、もう一度インプラント手術を行います。再手術の費用は保証内で行います。

インプラントに関する質問~治療後に関して

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  • 食べ物で気をつけたほうがよいものはありますか?

    堅い物を噛むと歯が割れる時があるように、あまり堅い物はやめた方がいいと考えております。普通に食べられる物であれば問題ないと思います。

  • 将来、体に害はないですか?

    害はないと考えていただいても、差し支えありません。ただし、チタンアレルギーの方は注意が必要です。万が一チタンアレルギーがあった場合、しばらくすると抜けてしまうからです。

  • インプラントが歯周病になったらどうしますか?

    軽度の場合は歯周病の治療を行います。重度の場合は手術が必要となってきます。場合によっては抜くしかできないこともあります。とはいえ、定期検診に通うことで歯周病の予防ができます。

  • 他人からインプラント治療を受けたことが分かってしまいませんか?

    外観からインプラントをしていることに気づかれることは、まずありません。
    インプラント治療において重要なのが、前歯の治療になります。近年この問題を解決すべく、さまざまなタイプのインプラントやそのパーツが開発されました。
    ですから、食事中に外れたり、カタカタ音がしたり、会話中発音障害などもほとんど起こりません。インプラントは自分の歯と同じように何でも噛め、食事を楽しむことができます。

  • 手術後、腫れたりしませんか?

    患者さんによっては外科的刺激が大きくなり少し腫れることもありますが、それ自体は手術に対しての当然の反応なので心配はいりません。多くの方は3~4日後に腫れがピークとなり、約1週間ほど経てば完全に収まります。

  • 手術後の運動は大丈夫ですか?

    できるだけ運動は避けてください。体が温まると血流が盛んになり痛みが出たり、出血の原因になります。また体が疲れると抵抗力がなくなり治りも悪くなります。

  • 手術後の食事は大丈夫ですか?

    ほとんどの場合、術後3~4時間ぐらいで麻酔が切れます。しびれが切れれば食事をしても大丈夫です。ただ、できるだけ手術をしてない箇所で食べ物を噛んでしてください。また、できれば柔らかい物をいただいてください。栄養をとった方が抵抗力がつきますので早く治ります。

  • 手術後のお風呂は大丈夫ですか?

    できれば軽いシャワー程度にしてください。体が温まると血流が盛んになり痛みが出たり、出血の原因になります。

  • 手術後の歯磨きはしてもいいですか?

    手術した部位の歯ブラシは避けてください。縫い合わせている糸が切れたり傷口がひらいたりしますので、他の部位を歯ブラシで丁寧に磨くことをオススメします。汚れると感染の原因になるからです。
    ただ、手術部位に汚れが残ってしまうとそれがまた感染の原因になるので、当院は術後うがい薬を処方していますので、1週間ぐらいは歯磨きの後の仕上げに、強くではなく軽くうがい薬でゆすぐようにしてください。

  • 薬は飲まなくてもいいですか?

    痛みがなくても抗生物質と痛み止めは服用してください。感染予防と炎症を和らげる効果があります。

  • 手術後は歯が抜けたままですか?

    前歯など見た目に関わる部分に関しては、ほとんどの場合、仮歯もしくは入れ歯を入れるようにしております。他の部位はインプラントの予後にも関わったりするので入れない場合も多いです。ご相談ください。

  • 定期的な検診は必要ですか?

    インプラントはチタンのため虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。また歯周病になると非常に進行が早いため、予防するために定期的にクリーニングが必要です。

  • 手術後に注意することはありますか?

    手術当日は、激しい運動、入浴(長湯しなければシャワー等は問題ありません)、飲酒も避けてください。また、感染を防ぐため、出された薬をきちんと飲んでください。うがい薬は手術翌日から使い、患部を清潔に保ってください。

  • インプラントはどのくらいもちますか?

    患者さんのお口の中の衛生管理に大きく関係してきますので、お口の衛生状態が悪いとインプラントの寿命が短くなる場合もあります。
    インプラントの歴史は1950年から始まり、実用化されたのは1965年からです。実例として、1965年にインプラントを行った患者が亡くなるまでの41年間問題なく機能しておりました。
    つまり40年間耐えられる実績は証明されております。常に衛生状態を良好に保ち、担当医師や衛生士の指導に従っていただくことが大切です。インプラントの10年生存率は95~97%前後です。

  • 歯と歯ぐきの間・歯と歯の間に食べ物がつまりやすくなった気がします

    インプラント体ともとの歯の根の太さが異なることに起因します。
    歯と歯ぐきとの隙間が天然歯の時と全く同じ状態にならないことが関係しています。
    もちろん人工歯を製作するときは詰まりにくいように色々な工夫をして設計するのですが、食べ物がつまらない形態というのは詰まってしまった汚れを逆にとりにくく、歯ブラシしにくい形態なのです。
    歯磨きのしやすい形態も考慮していますのである程度はブラシでうまく対処していただくことが必要ですが、ちょっとした修正で改善できる事もありますから主治医にご相談ください。

  • 噛みごこちが少し違うのですが……

    天然歯には、歯とあごの骨の間に歯根膜というクッションがありますが、インプラントにはこのクッションがないので、噛んだときの力が骨に直接伝わるためです。周りの歯とのバランスを考えながら噛み合わせの調整をします。

  • インプラントをして数年後にインプラント体が動揺・脱落してしまった

    多くの場合、インプラントの過重負担とインプラント周囲の感染症が原因です。
    揺れているインプラント体を、ムリにお口の中に残しておくと、周囲の骨がさらに無くなってしまいます。早期に取り除くべきです。インプラント体を取り除いて骨と粘膜が治るのを待ち、再び新しいインプラントを植立するか別の治療法を選択するかを検討します。
    感染に関しては、インプラントも歯と同じように歯周病にかかる事があります。
    病気や免疫・体調の変化で、さらに加速する事もありますから、日ごろのプラークコントロールは重要です。また、ちょっとしたかみ合わせの変化が、インプラントをだめにしてしまう事もありますので、定期検診は必ず受けるようにしてください。

  • あごの骨が少なくなってきた気がします

    歯槽骨(あごの骨)は、加齢とともにある程度吸収していきます。インプラント周囲骨も例外ではなく、骨はある程度失われていきますが、過重負担や感染、免疫のバランスが崩れると骨吸収はさらに加速します。
    インプラント周囲骨が大きく吸収してしまった場合、もしかすると同じ部位へのインプラント再治療は不可能かも知れません。その場合は別の治療法を検討することになります。骨吸収をいかに最小限に抑えることができるか、ということがインプラント治療の今後の課題です。

  • 頬や舌のあたりを、噛んでしまいます

    歯のない期間が長期に及ぶと、歯のなかったスペースに頬や舌が入り込んできます。そこに新しい歯が入ると頬や舌の筋肉がその変化に対応できずに、舌や頬を噛んでしまう事があります。
    筋肉は徐々に慣れていきますから、心配はありませんが、一度噛んでしまうと腫れてふくれるので、また噛んでしまうという悪循環が生じてしまいます。

  • 発音しにくくなった気がします

    お口の中の環境が変化したためです。これは慣れなのですが、慣れる期間については個人差があります。

審美歯科に関する質問

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  • 審美治療ってなんですか?

    審美歯科とは、歯科的機能回復(良く噛める)だけではなく、美しさと自然な口元にも焦点を当てた、総合的な歯科治療のことです。審美治療(美しく白い歯・綺麗な歯並び)を受けることで、最初うつむき加減だった患者さんが、見違えるように自信を持ち始めたケースもあります。

  • どのくらいの期間で治りますか?

    治療する歯の本数、内容によってかなり異なります。単純にかぶせるだけなら最短2回ですが、より綺麗に治すために回数がかかることもあります。当院では、なるべく治療期間、回数を減らすように努力しておりますが、詳しくは診断後の判断になります。

  • 真っ白な歯で笑顔に自信を持ちたいのですが、費用が心配です。

    歯を治療するにあたり、経済的負担を考慮することも大切な要素だと考えています。当院では、予算に応じて「ここは保険で」「ここは部分的な詰め物で」とプランニングし、最小限におさえた費用をご提示いたします。
    またクレジットカードによる支払・分割払いも可能です。

  • 審美歯科治療に保険は適用されますか?

    歯科診療は保険診療と自費診療に分けられるのですが、審美歯科治療は、使用する材質によって保険の適用外になります。しかし、保険が適用されるレジンや金属より、保険外ではあってもセラミックの方が美しく耐久性があります。

セラミック治療に関する質問

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  • 銀歯を目立たなくする方法はありますか?

    銀歯の詰め物を一度はずし、白く透明感の高いセラミック製の素材につめ替えることにより、自然な色合いになります。
    以下のようになります。
    ■治療前
    お口の中の銀歯をなくしたいとのことで来院されました。
    銀歯の下はむし歯にもなっていたので外して新製することにしました。
    ■治療後
    削られている穴の大きさ、適合、歯に対する接着からセラミックを選択、セットしています。
    他の歯は白かったので1本変えるだけ印象は大きく変わりました。

  • セラミックは変色しませんか?

    セラミックとは陶材のことで、ご存知のように食器などに使用されている素材です。当然、陶器と同じように水分の吸収が無いため、変色せず、歯を白く 保つことが可能です。また、セラミックの最大の特長は、他の素材に比べて天然の歯に最も近い色調と透過性を再現できることです。
    もし、治療後の歯を自然な色合いに仕上げたいとお考えなら、セラミック治療をお勧めいたします。

  • 奥歯をセラミックにしても割れませんか?

    セラミックは天然の歯と同等か、それ以上の強度がありますので問題ありません。被せ物や詰め物に使用可能です。ここ最近では、お口を開けた時に見える金属をきらい、奥歯にも審美的に綺麗な白い歯を求められる方が増えてきています。

  • 金属アレルギーなのですが、治療できますか?

    セラミッククラウン・セラミックインレー・レジンなどの素材は金属製ではないため、金属アレルギーの方も安心して治療できます。当院では、患者さんがどの金属にアレルギーを持っているかを大学病院に依頼して分析し、症状やご希望に合わせた最適な素材を選択します。

  • 被せ物は、歯ぐきが黒く変色するとお聞きしたのですが……

    オールセラミッククラウンなら、黒くなることはありません。さらに、土台を金属製ではなくファイバーコアにすることで、歯ぐきとの境目も黒くなりません。
    なお、どちらも金属を使用しないため、金属アレルギー体質の方でも安心して使用できます。

  • 治療期間中、歯のない期間がありますか?

    歯の被せ物を外したり削った後は、仮の歯を入れます。
    普段の生活には支障はありませんのでご安心ください。また、装着した仮の歯を参考に最終的な歯の形態をご相談しながら決定します。

ホワイトニングに関する質問

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  • 歯のクリーニング(PMTC)だけで歯を白くすることは出来ますか?

    歯の表面の着色の場合はクリーニング(PMTC)だけで、きれいになります。
    歯の内部的変色や本来の歯の色以上に白くしたい場合は、ホワイトニングやセラミックなどの方法もあります。

  • ホワイトニングはどれくらいで治療が終わりますか?

    患者さんご自身がどのくらいの白さを希望するかによりますが、オフィスホワイトニング(歯科医院で行う方法)なら2~3回ほどで効果を感じる方が多いようです。ただし、個人差が大きいのも事実です。
    お急ぎであれば、歯の状態に応じた、できるだけ早い方法をご提案させていただきます。ご相談ください。

  • ホワイトニングは痛みがあると聞いたのですが……

    当院の使用しているホワイトニングは、あらゆる生物の体内にもともと存在している生体成分である分割ポリリン酸を使用した、安全で非常に高い効果が期待されるホワイトニング方法です。このポリリン酸を使って歯の汚れを落とし、コーティング(ステインや歯石の沈着防止)するため、痛みが従来のホワイトニングより少なく、歯にダメージを与えない施術方法となっています。

  • ホワイトニングをしても白くならないことはありますか?

    詰め物や差し歯などの人工の歯、グレーに変色している歯は、ホワイトニングをしても白くなりません。このような歯を白くすることをご希望であれば、セラミックなどの審美歯科治療をお勧めしています。
    また、変色の度合いが強い場合、歯に茶色の縞模様が存在している場合は、なかなか白くなりません。とはいえ、ホワイトニング方法の調節で、目立たなく改善でき、患者さんにもご満足いただく結果を得ています。あきらめず一度ご相談ください。

矯正歯科に関する質問

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  • 表側矯正と裏側矯正の違いは何ですか?

    歯を動かすためのブラケットという装置を、歯の表側につけるか裏側につけるかの違いです。
    治療中の見た目をどの程度求めるかによって、表か裏かをお選びいただけます。どちらを使っても、治療期間や仕上がりに大きな違いはありません。とはいえ、費用面は、裏側矯正の方が高いことの方が多いです。
    以前は表側(唇側)矯正に使うブラケット素材が金属だったので、歯が見えた時にはギラッと装置が目立ちました。そのため、矯正歯科治療中の審美性を求められる方は裏側(舌側)に装置をつけるしかありませんでした。
    しかし、ブラケットの開発は日々進化しており、現在では表側(唇側)矯正でも歯の色にそっくりで、変色もしないセラミックブラケットが主流となりました。しかし、やはり表側に装置が付くことにどうしても抵抗がある場合は裏側(舌側)矯正が有効です。
    裏側からの矯正は、以前はしゃべりにくい、舌が痛い、食べ物が詰まる、歯磨きがしにくいなどの問題がありましたが、現在は装置の進化に伴い、ほとんど気にならないレベルになりました。また、虫歯になるリスクが1/4、虫歯の重症度が1/10というヨーロッパでの報告もあります。
    治療期間や仕上がりは、表側と裏側の差ではなく治療前の噛み合わせの状態に左右されると考えられますので、見た目と費用のご希望に合わせて表か裏かを選択できます。

  • 矯正歯科治療は何歳まで受けられますか?

    矯正に年齢制限はありません。
    歯周病のように歯がグラグラになっていない限り、何歳でも治療は可能です。ただし、悪い噛み合わせを何十年も放置していた結果、治療が難しくなる場合もありますので、できるだけ早く治療を開始することをお勧めいたします。

  • 上の前歯の並びだけが気になるのですが、部分的な矯正はできますか?

    はい。当院では部分矯正も行っています。
    とはいえ、部分矯正と言っても、問題がある歯のみに装置を付けて歯を動かすことはできません。全体の噛み合わせを考えて、装置をつける箇所を判断する必要があるからです。どの程度装置を付ける必要があるのか、治療期間にも個人差があることをご了承ください。

  • 矯正歯科の治療費も医療費控除の対象になりますか?

    子供:認められます。 成人:当院では、診断時にお渡しする治療計画書のコピーを控除申告時に添付していただいております。
    詳しくは、国税庁のHPをご覧ください。
    国税庁HP:http://www.nta.go.jp/
    ●医療費控除を受けるための条件は?
    医療費控除は、1月1日~12月31日の1年間に支払った医療費が10万円を越えた場合の超過分に対して適用されます。ただし、年間所得が200万円未満の場合、所得×5%を基準として超過分に対して適用されます。

  • 矯正歯科治療では抜歯が必要だと聞いたのですが……

    治療上必要があれば抜くことはあります。
    出来る限り歯を抜かないで治療することは、矯正医も患者さんも気持は同じです。あごを横にひろげたり、歯を後ろに動かしたり、歯の幅をせまくしたりすることで隙間を作ることが出来る場合は、歯は抜く必要がありません。
    しかし、隙間を作れなかった場合や、口元が前に出ているのを改善したい方は、抜歯が必要な場合もあります。

  • 矯正歯科の治療期間と通院間隔はどれくらいですか?

    治療の難易度、歯の動き方の個人差にもよりますが、通常の治療方法で平均1半年~2年くらいが一般的な治療期間です。通院ペースは1ヵ月に1回が平均的です。

  • 矯正歯科治療中に引っ越した場合は、どうすればいいですか?

    当院へ通院していただくことが不可能な地域への引っ越しでしたら、引っ越し先近隣の矯正歯科医院への継続治療の依頼をしております。

  • 矯正歯科治療中の痛みはどの程度ですか?

    痛みがまったくないとはいえませんが、想像されているより痛くありません。ブラケットにワイヤーを装着すると、持続的な力が歯にかかります。
    歯が動く時には、骨の中の歯根周囲で炎症反応が生じ、それが痛みの原因となっています。そのとき、虫歯の痛みと違った歯が浮くような感じがする場合や、物をかむときに鈍い痛みを覚えることがあります。
    この痛みは数日続くことがありますが、1週間くらいで消失します。当院では治療初期には極めて弱い力で歯を動かしますので、炎症の度合いが少なく、あまり痛みを感じることはないでしょう。痛みの感じ方は個人差がありますが、実際に当院に通院中の方の中には、全く痛くないですと言われる患者さんもたくさんいらっしゃいます。
    また、痛みの原因のひとつである「バンド(奥歯に固定する金属の装置)」は、当院では一切使用しません。これも痛みを減らすことができた大きな要因です。

  • 矯正装置が壊れたらどうすればいいのですか?

    装置が壊れた、外れた場合は、なるべく早くご連絡ください。次回のお約束日にでも大丈夫な場合と、至急処理する必要がある場合があります。
    矯正装置は入れ歯などと異なり、治療期間内にだけ効果を発揮する器具です。耐久性を求めることが目的の装置ではないので、治療中に壊れてしまうことがあることをご理解ください。

  • 矯正装置を着けたら、食べ物の制限はありますか?

    キャラメル、ガム、グミなどが引っ掛かり、ワイヤーが壊れてことがありますので控えたほうが無難です。

  • 矯正装置をつけたままスポーツや楽器の演奏はできますか?

    出来ますが注意が必要な場合があります。まず、トランペットのように唇にマウスピースを押しつけるタイプの楽器は、表側に矯正装置がついていると痛いことがあります。また、スポーツでは格闘技が要注意です。
    こういった場合は、装置をガードする歯科用マウスピースを使って対応することができますので、治療前にご相談ください。

  • 矯正歯科治療後、もとに戻ったりしませんか?

    すべての患者さんは、矯正装置をはずした後に保定を行う必要があります。装置をはずした直後の歯はかなり動揺していますので、きちんと保定を行わないと歯が動き出す場合があります。
    通常、この保定には保定装置(リテーナー)という後戻りを防止する装置を用います。この装置をきちんと使用することも矯正歯科治療の大事な一部です。
    保定期間は、最低でも歯を動かしたのと同じ期間、できれば2年は必要です。その後も、正しい噛み合わせを維持するためには、年に1回の定期検診を受けることが大切です。

  • 矯正歯科治療中に妊娠しても大丈夫ですか?

    大丈夫です。つわりが激しい時期など長時間の診療や通院が難しいこともありますが、治療自体が問題になることはありません。
    しかし、レントゲン写真をとることはできるだけ避けたほうが安心です。当院では最新のデジタルレントゲンを導入しており、従来のレントゲンに比べてX線量が10分の1程度で済みますが、妊娠の可能性がある場合は必ずご申告ください。

  • 目立たない矯正器具はありますか?

    歯の色に近い矯正装置や透明な矯正装置なら、あまり目立ちません。また歯の裏側に装置をつける方法もあります。

  • 矯正歯科治療中の歯磨きは大変ですか?

    歯に何もつけない状態と比較すると歯磨きは大変になります。矯正装置を付けることで歯が磨きにくくなるため、虫歯や歯周病といったお口の中の病気になる方もいらっしゃいます。

  • ブリッジや差し歯があります。矯正歯科治療はできますか?

    差し歯は問題ありませんが、ブリッジの歯を動かす必要がある場合、一度ブリッジをはずし、1本1本の歯に装置を付けることがあります。
    ただし、天然歯(治療をしていない歯)と比べて接着剤がつきにくいため、何度か治療途中で矯正装置がはずれてしまう可能性があります。はずれたときには再度接着剤でつけ直せば問題ありません。

  • しばらく通院できなくても大丈夫ですか?

    矯正歯科治療は長期間かかりますから、その間に都合によりしばらく通院できなくなってしまうこともときにはあると思います。
    たとえば出産やけがのための入院や、短期間の留学や受験で忙しいなどです。そのような場合でも、しっかり歯磨きをしていれば特別問題はありません。ただし、その間は治療の進行が遅くなります。
    もしも矯正装置が壊れてしまったときには、何らかの応急処置が必要になる場合があります。その際にはスグにご連絡ください。

歯周病に関する質問

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  • 歯周病とは、どんな病気なのですか?

    歯周病とは「歯を支える骨が溶ける病気」です。
    歯と歯ぐきの境目についた歯垢(プラーク)から歯の根にそって菌が入り込み、歯を支えている周りの骨をじわじわと溶かしていき、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
    歯肉に炎症がおきた状態を歯肉炎、歯槽骨などを支えている組織全体が崩れてしまう病気を歯周炎といいます。
    また、歯周病は「沈黙の病」などと呼ばれるようにほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります。

  • 歯槽膿漏と歯周病は違うものですか?

    同じものです。
    これまで、歯の周辺の歯肉が腫れ、膿が出るという症状から「歯槽膿漏」という名称が主に使用されていました。一方で最近は、歯肉だけでなく、歯を支える歯槽骨を始め、歯の周辺の広範囲に様々な症状が表れるため「歯周病」という名称が多く用いられるようになりました。

  • 歯周炎と歯肉炎は違うものですか?

    歯周炎は炎症が歯の周辺の広範囲に及んで、歯肉だけでなく歯を支える歯槽骨まで広がります。その症状には個人差があり、大半の歯槽骨を失うほどの重いケースもあります。
    一方で歯肉炎は炎症が歯肉のみに及んでいる症状で、歯の周辺の歯槽骨は正常な状態にあります。

  • 歯周病は何歳位から起こるものですか?

    歯周病は成人してから起こるものと思われていますが、実は歯周炎の前段階ともいえる歯肉炎は幼少期から起こりうるものなのです。
    また、歯周炎は痛みなどの自覚症状がほとんど無いために、発見が手遅れになることもしばしばです。歯周病を予防するために、毎日の歯磨きと歯科医院での定期検診が重要です。

  • 歯周病はどのように予防するのでしょうか?

    歯周病を予防するためには、何よりもまずプラークコントロールが不可欠です。歯の周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌を減らすことで歯周病の進行を食い止めることができます。
    歯の上側の歯垢は、ご自身の毎日のブラッシングによって取り除くことができますが、歯肉の内側深く入り込んだ歯垢は、ご自身で除去できないため歯科医院にて清掃を行う必要があります。ご自身と歯科医院の相互の取り組みによって、歯周病を予防していきます。

  • 歯周病はどうやって治すのでしょうか?

    歯周病が進行し溶けてしまった骨は戻すことができません。とにかく症状を悪化させないようにすることが大事です。
    歯周病の原因は何よりも歯垢です。歯周病になってしまった際には、根源である歯垢=細菌をいかに減らしていくかが重要なポイントです。細菌を減らすためには、まずご自身の毎日のブラッシングによって今以上に細菌を増加させないことが大切です。