インプラント

当法人の理事長はインプラント治療を若い歯科医師に指導しています。

今まで手がけたインプラント症例は1000症例以上です。橋本周辺の患者さんだけでなく、他地域からも患者さんにお越しになっていただき、現在も毎年60症例以上を手術しております。

数多くのインプラント治療セミナーに講師として参加してきました。その指導は当法人歯科医師にも同様に行なっており、医院全体での治療品質向上を続けています。

培ってきたその技術を最大限に生かし、患者さんに満足のいく治療を受けていただくため設備は充実させております。
インプラント治療とは、歯がなくなってしまった部分のあごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上に新しく被せ物を取り付ける方法です。取り外しをする必要もないため、違和感もほとんどなく、天然の歯とほぼ同じように過ごせます。

理事長は、近年インプラント治療の講演も増え、海外からのオファーもあり、海外のインプラント学会でも講演しています。

国内でも日本有数の歯科材料会社GC(ジーシー)社で数名の歯科医師と共にインプラント治療のコースも担当しています。

インプラント治療のためのオペ室も完備

インプラント治療を成功させるためには、技術だけでなく、治療を行う環境も大切。当院ではインプラント治療のための設備を完備。感染症などを引き起こさないように最新の設備を揃えるなど、成功率を高めるための努力は惜しみません。

インプラント治療には、事前の診断とそれに基づくしっかりとしたプランニングも重要です。当院ではインプラント治療のためのCT撮影は無料で行っています。まずはお気軽にご相談ください。

インプラント治療後のメインテナンスについて

インプラント手術が終わっても、治療はそれで終わりではありません。美しい歯の状態を長く保つためには、メインテナンスや患者さん自身によるセルフケアが重要です。当院ではインプラント治療後の定期的なメインテナンスで、できるだけ長く被せ物を使っていただけるようにしています。

インプラント症例

1本歯がなくなってしまったケース

治療前
上の前歯1本が虫歯で、大きく抜歯しました。ほかの歯に負担をかけたくないとのことで、ブリッジでの修復は希望されませんでした。

治療後
歯を抜いた同日にインプラントを1本埋入し、仮歯を入れました。
そのおかげで歯ぐきが保存され、最終的な歯はもともと歯があったときと同じように回復できました。

上の歯が全部なくなってしまったケース

治療前
右上2本しか歯がなく、大きな入れ歯を使用していたが、不具合と残っている歯の状態が悪くなったためインプラントを希望されました。

治療後
上の歯に6本のインプラントと、12本の被せ物をしました。
お口の傾きも修正しています。噛みやすさだけでなく、口元の印象も大きく変わり満足していただけました。

日本製のインプラントメーカー

当院のインプラント治療では、日本トップシェアの日本製ジーシー社のものを採用しております。
日本製のインプラント体としてはトップシェアを誇り、安心・安全です。

GCインプラントは御殿場にある日本の工場で生産されていますが、製造工程での徹底した洗浄と厳格な品質管理により、インプラント表面が長期間清潔・安全に使用できることを可能としています。また独自の表面加工で、より早く、より多くの骨がインプラント体に接着することが確認され、骨が少ない日本人にとって有用なインプラントと言えます。
現在では「10年生存率が95%以上で極めて良好」とのデータもあり、その信頼性を物語っています。

その日から噛めるインプラント治療

従来のインプラント治療では、歯を抜いたあとの穴が塞がるのを待ってからインプラントの土台を埋入していました。そのため、非常に長い治療期間が必要でした。そんな不自由を回避するため、当院では抜歯してすぐにインプラントの土台を埋入する「抜歯即時埋入法」を導入しています。
「抜歯即時埋入法」では、治療期間が短縮でき、手術当日に仮歯を入れられるといったメリットがあります。ただし非常に精密な治療なので、骨の厚みが少ない方などには対応できないこともあります。ご希望の方は遠慮なくご相談ください。

抜歯即時手術のメリットとデメリット

メリット
  • 治療期間が短縮できる
  • 患者さんの身体的な負担が少ない
デメリット
  • 骨の状態によっては埋入や固定が難しい場合がある
  • 歯ぎしりや噛み癖による影響を受けやすい
  • 追加で手術を行わなければならなくなる可能性がある

他院でインプラントを断られた方へ

インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込んで上部構造(被せ物)を取り付ける方法。
そのため、生まれつきあごの骨が細い方、骨密度が低い方はインプラント治療が受けられないことがあります。また、歯が抜けてしまってから年月が経つと、骨への刺激が少なくなるので、あごの骨が薄くなってしまうこともあります。

当院では、そういった骨の量が十分ではない患者さんにもインプラントを受けていただけるよう、さまざまな増骨手術を行っています。他院でインプラント治療を断られた方も、ぜひ一度ご相談ください。

増骨手術【サイナスリフト】

上あごの骨が少ない場合に行う増骨手術です。上あごの奥歯の上に位置する「上顎洞」と呼ばれる空洞が大きいと、骨の厚みが足りなくてインプラントが受けられません。そこで、自家骨や骨と同じ成分で作られたジーシー社の補填剤を上顎洞に注入し、骨の厚みを増していきます。

増骨手術【ソケットリフト】

サイナスリフトと同じく、上あごの骨が少ない場合に行う増骨手術です。上あごを叩いて骨を上顎洞のほうに移動させ、インプラントができるだけの骨の厚みを確保する方法です。サイナスリフトよりも簡単にできますが、元の骨が4mm以上の厚さがないと受けることができません。

増骨手術【GBR】

先にインプラントの人工歯根を埋め込みます。その周囲を生体材料でできた特殊な膜で覆い、骨の足りない箇所に自家骨や骨と同じ成分で作られた補填剤を詰めることで、骨の再生を促します。

インプラントの位置付け

インプラントは、喪失した歯の機能を取り戻すことができる治療の1つです。ただインプラントも、歯がないところを補てんする治療オプションの1つに過ぎません。以前あった歯と同じように固定して噛めるという意味では、インプラントが天然歯に近い状態に戻すことができる治療となりますが、ほかの入れ歯やブリッジと同様にメリット・デメリットはあります。

患者さん各々の希望・ケースによって選択肢の中から最良の方法を選んでいくのですが、当院では「自分の歯=天然歯」を削ったり抜いたりせず、いかに残すことができるかということを最善に考えています。そういった面から治療計画を立案する場合、隣の歯を削る必要がなく、負担をかけることのないインプラントが適した症例は多くなります。

たとえば1本歯がなくなり、両隣が健全な歯の場合などは、一番に選択肢として考えられます。ただその場合も、患者さんによっては全身状態や費用の面からインプラントが第一選択とならないことももちろんあります。

一番大切なことは、自分のお口の中の問題なので、どんな治療においてもメリット・デメリットをご自身が理解した上で、自分にとって最良の治療法を選択することです。

インプラント・ブリッジ・入れ歯の比較表

インプラント ブリッジ 入れ歯
イメージ
治療法 失った歯根の代わりに人工の歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を被せる方法 歯を失った場所に、両隣の歯を土台にして人工の歯を支える方法 歯を失った場所の周囲に金属の留め金をつけて固定させる方法。取り外しが可能
メリット
  • 天然歯のように顎の骨に固定するので、違和感なく噛むことができる
  • 硬いものを噛むことができるようになる
  • 周りの歯を傷つけない
  • 固定式であるため、装着しても違和感があまりない
  • ブリッジのように健全な歯を削らずに補える
  • 比較的治療が簡単
見た目 ◎自分の歯に近い ○保険適用外のセラミックを使えば自分の歯に近くなる △留め金が見える部分もある
日常の手入れ ◎通常の歯みがきと同じ ◎通常の歯みがきと同じ ×外して洗浄する
価格 治療費のページへ
保険適用 ×全額自費治療
ただし、医療費控除適用
○保険適用可能 ○保険適用可能
治療期間 △4か月~1年(状態による) ◎2週間~2か月 ○1~2か月
リスク
  • インプラントをあごの骨に埋めこむ手術が必要
  • 全身疾患がある方は治療ができない場合がある
  • ブリッジを固定するために健康な歯を削ることがある
  • 支えている両隣の歯に負担がかかる
  • 空気が漏れて発音が困難になることがある
  • バネによる隣の歯への負担が大きい
  • 取り外してお手入れをする必要がある