院内歯周病治療セミナーを歯科医師・衛生士が受講
2022.05.23
こんにちは!
新緑が目に鮮やかな季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
歯科医師の安村です。
先日、大阪から歯周病専門医である寺嶋先生にお越しいただき
当法人の歯科医師、歯科衛生士に向けて歯周病セミナーをしていただきました。
3回に分けて学ぶ中で今回は第1回目として
歯周病学総論についての講義でした。
歯周病とは、主に歯と歯茎の間に増殖する歯周病原細菌によって
引き起こされ、それらが感染することで
歯の周りの歯茎に炎症が起きたり、歯を支える骨が喪失することがある病気です。
また年齢や性別を問わず多くの日本人がかかっており、
歯を失う最も大きな原因となっています。
さらに近年、歯周病は多くの全身疾患と関わりがあることがわかってきました。
糖尿病との関わりは以前より多く取り上げられてきましたが、
狭心症や心筋梗塞、誤嚥性肺炎などの疾患も
歯周病に罹患していると発症につながったり、悪化させることが報告されています。
そのため、歯周病治療をすることは非常に大事です。
ただ、歯科医師だけが歯周病治療に取り組むことで最良の結果を得られるわけではありません。
歯周病治療においては、衛生士がとても大事な役割を果たします。
そのため、今回のセミナーでは歯科医師だけでなく、衛生士も受講しています。
歯周病について、今回の総論では
なぜ歯周病になってしまうのか?を寺嶋先生の講義でしっかり勉強させていただきました。
(講義のスライドは600枚近く準備していたそうです!)
その後は模型を使用し、歯周外科治療の時に必要な縫合練習をしました。
普段は歯科医師として治療する立場ですが、
練習では衛生士が術者側ともなり、縫合実習をすることで、
アシスト側にもなり、アシスト側の気持ちも理解することが出来ました。
次回は歯周外科治療について講義と実習があるとの事で楽しみです!
今回学んだことを何度も勉強し、日々の治療に活かしていけたらと思います。