「ダイレクト、アンレー、オーバーレイのための支台歯形成2日間集中コース」
2022.05.30
こんにちは。歯科医師の新井です。
5月なのにかなり暑くなってきましたね。
気温変化に身体も驚いています。
先日、私は青島徹児先生という、
保存修復や補綴のスペシャリストの
「ダイレクト、アンレー、オーバーレイのための支台歯形成2日間集中コース」
という、セミナーに参加してきました。
ダイレクトとはダイレクトボンディングという治療のことで、
アンレーとは歯の頭のてっぺんを部分的に覆う被せ物、
オーバーレイとは歯の頭を全て覆う被せ物でクラウンという被せ物に近い治療のことです。
今回のセミナーは、それぞれの治療の際の歯の削り方によって、
もちや接着力の強さなどが大きく変わってくるとのことだったので、
歯の構造についての講義や実際の削り方などを学んできました。
1日目は浜松町にある島嶼会館 という場所で講義を受けてきました。
2日目は中央林間で実習を行いました。
前回参加したセミナー同様、ラバーダムは必須になります。
治療予定の隣の歯に余計な材料がかからないようにカバーもします。
歯はとても硬いですが、歯の構造は複雑で、
部位によって硬さも、材料のつき易さも変わってきます。
歯の強度を担う部分を不用意に削らないこと、
逆にしっかり補強しなければならない部位は、
被せ物を覆うデザインで削って整えることが重要となります。
今回は少人数制のセミナーで、
細かい指導もして頂き、とても理解が深まりました。
1度治した修復物がより長くもつように、
そのデザイン、削り方もしっかり意識して治療にのぞんでいきたいと思います。