60代男性 抜歯適応の歯を部分矯正治療で保存した症例
2021.07
治療前
治療中
エクストルージョン開始時
エクストルージョン終了時
治療後
年齢・性別 | 60代男性 |
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相談内容 | 前歯の根元の歯茎が下がってきて、見た目が気になるので治療したいとご相談していただきました。 この歯については、周りの歯茎が頻繁に腫れてしまい、噛むと違和感があるとも仰っていました。 |
カウンセリング・診断結果 | 差し歯の土台となっている歯の根っこがひび割れていたため、本来であれば抜歯適応となります。 しかし、部分矯正治療(エクストルージョン)で歯を引っ張り出すことで、ひびが入っていない部分の健康な根っこを使って、再度差し歯で治すことが可能であると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 仮歯を作って治療中も見た目が悪くならないようにし、エクストルージョンで歯を引っ張り出しひび割れていない健康な根っこを確保し、根管治療で根っこの中の細菌感染を取り除き、歯周外科処置で歯茎の形を整え、セラミックの被せ物を装着します。 |
治療期間 | 約半年程度の治療となりました。 |
おおよその費用 | エクストルージョン処置:157,500円(税抜) 被せ物まで含めた料金 |
術後の経過・現在の様子 | 噛んだ際の違和感もなくなり、被せ物や歯茎の見た目にもご満足いただけました。 |
治療のリスク | ・治療中は仮歯や矯正器具が装着されるため、お口の中の違和感が出やすいです。 また、装置が外れたり壊れたりするのを防ぐために、お食事や歯磨きに注意していただく必要があります。 ・ひび割れを起こした全ての歯がエクストルージョンの適応となるわけではありません。 ・メインテナンスを継続し、再度ひび割れを起こさないように経過観察する必要があります。 また、かみ合わせの力のコントロールのために、マウスピースの装着をお願いする場合があります。 |