インプラントのための骨造成 〜骨が不足・足りない場合に〜

2020.07.05

梅雨に入り、蒸し暑い日が続いていますね。

こんにちは、歯科医師の近山です。

 

新型コロナウイルスの影響で、多くのセミナーが中止・延期になる中、

先日インプラント治療のセミナーに久しぶりに参加できました。

色んなことに気を付けて開催されました。

講師の先生は、アメリカの大学でインプラント治療について勉強された、

多保学先生と松田博之先生という方です。

 

失った歯の代わりにインプラント治療をしたいと思ったとき、

あごの骨が少なくなっているせいで、インプラントを埋め込むことができない場合があります。

 

そんなときに必要となるのが、あごの骨を増やす処置「歯槽堤増大術」です。

歯槽堤増大術は、現在様々な方法が確立されており、どんな術式で行うのか、

どんな材料を用いるのかということが非常に注目されています。

 

しかし、技術的なところだけではなく、

どうして骨を増やすことができるのかというメカニズムや、

解剖学的な構造などをしっかりと理解していることも重要です。

 

セミナーの前半パートでは、骨の生理学、解剖学的構造、

材料と術式のポイントなどについて細かく教えていただきました。

 

後半パートは、実際にブタの骨を使ったハンズオンで、

前半で学んだことを目、頭、手指を使って学ぶことができました。

 

普段から歯槽堤増大術を頻繁に行っているお二人の先生のお話は、

論文には書かれていない臨床の勘所などがたくさん盛り込まれていて、

非常に内容が濃く大満足でした。

技術的なことは割愛させていただきますが、なにかご質問等あればお気軽にお尋ねください。