歯医者で行う歯科ボツリヌス治療

2020.11.17

こんにちは。肌寒くなってきましたね。

歯科医師の新井です。

 

11月8日(日)に、日本美容歯科医療協会の

「咬合力の適正化コントロール 過剰な顎運動制御のための 歯科ボツリヌス治療 」

という実習付きのセミナーに参加してきました。

 

 

 

このご時世ですので、広い部屋でかなり少人数でのセミナーとなったそうです。

会場は渋谷の美容クリニック内の会議室でした。

 

昨年も似たようなセミナーを受けて、

被験者体験をしたのですが、今回は施術側です!

 

 

噛む力は自分の体重以上の力がかかります。

また、意識して歯ぎしりしても音がしないと思いますが、

睡眠中の歯ぎしりは音が凄いですよね。

それだけ歯には負担がかかってしまっています。

 

そして虫歯や歯周病、被せ物や入れ歯、インプラントなどせっかく治療が終わっても、

噛む力によって歯や被せ物の破折が起こり再治療になってしまったり、

ひどい場合は抜歯になってしまったりします。

 

ボツリヌスという言葉はボトックスと呼ばれる美容のイメージが強いですが、

歯科で行うのはボツリヌス治療は美容目的ではありません。

食いしばりや歯ぎしりなどの改善、咬筋の痛みの緩和、

噛む力が強すぎる方への力の制御、などとても大切な目的があります。

 

私自身も噛む力が強く、食いしばりもあるため歯がかけてしまった経験もあります。

マウスピースも作っていますが、忘れてしまうこともあるので、

同じような悩みの方にはオススメしたい治療法だと思います。