ー黒川塾③ー

2023.09.04

こんにちは、歯科衛生士の安田です。

秋の虫の鳴き声が聞こえてきましたが、まだまだ暑さが厳しいですね。子どもを抱っこする腕が汗でびしょびしょになります。

さて、今回の黒川さんによる院内セミナーでは、咬合についてを学びました。

みなさん一度は聞いたことある「かみ合わせ」。一言で「かみ合わせ」といっても、まーーーーーーぁ、奥が深い&難しい。

なので、黒川さんには歯科衛生士ならコレだけは分かってて!という範囲だけを解説していただきました。

 

そもそもかみ合わせっていったい何のことかというと、上下の歯の接触状態をいいます。

理想的な正しいかみ合わせとされる条件はいくつかありますが、それらを完ぺきに満たすのは難しいです。(顎の大きさも、歯並びも個人で違うので)

ですが、完ぺきなかみ合わせ以外がダメというわけではありません。

正しいかみ合わせが無理なら、その人にとってバランスの取れたいいかみ合わせであればOK!ということです。

バランスの取れたいいかみ合わせ=トラブルが起こりにくいのです。

せっかく丁寧に口腔ケアをしていても、お口の細菌以外に起因する問題もとても多いです。

かみ合わせのバランスが崩れると、歯や歯肉だけでなく、頚椎や腰にまで少なからず影響を及ぼすこともあります。歩行に支障が出る場合も・・・

いいかみ合わせを構築・維持するためには、歯科医師と歯科衛生士が、患者さんそれぞれのお口において、どの部位のどんなかみ合わせがトラブルの原因になっているか、あるいは将来的にトラブルを起こしうるか、を見定めて対処しなければなりません。

今回の院内セミナーで、さらにパワーアップした歯科衛生士たちが、みなさんの健康維持のお手伝いをいたします。

虫歯や歯肉の出血などと違い、かみ合わせのバランスは自分自身で自覚することが困難ですので、定期的に歯科医院でチェックしてもらってくださいね。