ペンシルバニア大学 歯内療法学科 日本プログラム

2024.05.22

こんにちは。副院長の嶋田です。

 

先日から表題のプログラムに参加しています。

このプログラムは卒業まで1年間のコースになります。

 

歯内療法とはいわゆる虫歯の治療、

根の治療など歯の内部の治療全般を指します。

 

ペンシルバニア大学 歯内療法学科は

米国で最も歴史のある歯内療法学科であり、

現代の歯内療法学の原点と言われております。

 


今回参加しているこのプログラムはそのペンシルバニア大学 歯内療法学科を卒業された

石井宏先生が日本で主催されており、

同大学公認のコラボレーションプログラムになります。

ペンシルバニア大学での歯内療法専門医 養成課程を

日本で実行出来るように落とし込まれたプログラムとなっています。

 

 

星の数ほどある勉強会のほぼ全ては治療技術や知識を教えてもらう場所ですが、

このプログラムは与えられた課題をこなし

常にアウトプットを続ける事で

自らでそれらを身につける事を特徴としています。

 

また参加する先生一人一人が責任を持って身に付けた事を教え合う事で

学習効率を上げられる事もこのプログラムの特徴です。

 

歯内療法学分野の基礎からの文献抄読、

選択したトピックのプレゼンテーション、

レビュープレゼンテーション、

ケースプレゼンテーション、

実際の歯を用いての根管治療を行います。

それを日々仕事をしながら提出課題をこなします。

 

 

 

プログラムの終盤に実技試験・口頭試問・筆記試験を受け、

卒業プレゼンテーションを行い日本でのプログラムは終了となります。

最後にペンシルバニア大学 歯内療法学科に出向き研修を行い、

最終試験を受けます。

このプログラムを卒業された先生方は

日本各地で歯内療法学分野を牽引しており尊敬する専門医ばかりです。

 

 

 

ほぼ全ての歯科医院で歯内療法は行われていますが、

歯内療法領域に限らず専門的な教育を受け

それを日常的に行えている先生方はその分野での診断力、不測の事態での対応力などの

問題解決能力が圧倒的に一般の先生方と違うと実感しています。

 

また高度な治療(歯内療法分野で言うと歯根端切除術など)が求められる際

に難なく処置が可能なのも専門性の特徴だと思います。

 

 

普段から歯内療法学分野は積極的に研鑽を積んでいましたが、

しっかりと卒業し一回り二回りと成長して

患者様に世界基準の歯内療法を提供していく所存です。

 

 

 

先日は1期上の先輩方の卒業プレゼンテーションと修了式に参加させて頂きました。

OB・OGの先生方も沢山参加されていて楽しい時間を過ごしてきました。